7月 24th, 2010
ようやくコースのスケジュールが来て、9月10日(金)13時半が最初のミーティングとのこと。ちょうどその時AtypI Dublinが開催されているようだが、今年はクラスでの参加は費用の関係で見送ったそうで、行きたい人があったら構わないので知らせて欲しいと連絡があった。なんだ、クラスで参加する予定だったのか。確かにTypemediaのサイトにはAtypIやTypo Berlinなどに参加すると書いてあったので、恒例にはなっていたのだろう。ただ、AtypIの開催は毎年まちまちで、そもそも今年は始業の時期とかぶるから行けないと思っていた。お許しが出たことで、これからサイトをチェックしてどうしようか考えてみる。コースのスケジュールは当初6月にもらえると聞いていたが、結局他のコースとの関係でまだ未定だそうで、教授陣も夏休みに入ったようだ。
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7月 13th, 2010
はじめてKABKから書類が届いた。準備についてやスケジュールのことなど書かれているのかと思い、楽しみに開けたら授業料納付についての案内のみだった。4000ユーロ。設定の中で一番高いカテゴリーに属する金額だが、国内の学校の授業料と比べると安いのではないだろうか。オランダ国内や一部ユーロ圏からの生徒はさらにこの半分以下のようだ。円高の影響もあって助かる。といってもその他に滞在許可証の申請手続きや医療保険、航空券もろもろで、どんどん出費は増えて行く。ここ数日一気に出て行く数字を見ると空恐ろしい。
KABKから来た封書。書体はTypothequeのFedra Sans。
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7月 5th, 2010
昨年問い合わせた時にもらった応募方法のメールに、審査は2月に始まると書いてあるのみで、応募したあとのスケジュールは全く分からなかった。送付した書類がちゃんと届いたかどうかも分からなかったので、何度かメールで問い合わせてみるも何も返信は無く、連絡が無い日がしばらく続いた。3月に入ってようやくメールが届き、書類は受け取った旨と審査がようやく始まったこと、応募総数が多かったこと、結果は4月半ばから末になると書いてあった。
4月に入ってそろそろかなと思っていた頃、15日にTypemediaのTwitterに「Just to stir some anxiety among some of our followers: portfolio ploughing has commenced…」とコメントがされた。はっきりと意味が分からなかったがポートフォリオの審査がようやく始まったということかと思っていたら翌日、「We have white smoke leaving the chimney!」とコメントが打たれた。それに対して何人かが「Does this mean you’ve picked a new pope?」と返信している。なんか良く分からないなと思っていたら、ファイナルリストに残っているというメールが届いた。
どうやら、「We have white smoke leaving the chimney!」というのは、ローマ法皇を選出するコンクラーヴェの儀式に引っ掛けたコメントのようで、法皇が選出された際に白い煙を上げる習わしを引用したコメントだったようだ。数時間後「Not a new pope but instead we’ve chosen 12 new disciples for the coming year…」とコメントされ、合格者が決まったと伝えられた。Twitterでこういうことを知るというのもおもしろい。コメントを凝視していたこの数時間の緊張感は忘れられない。
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6月 26th, 2010
合格以前のことを少し振り返ってみる。KABK Typemediaコースへの応募は、パスポートのコピーや芸術系大学の英文の卒業証明書、履歴書などの基本書類に加え、ポートフォリオとモチベーションを記した英文のレポートによる書類審査のみで、試験やTOEFLやIELTSなどの英語資格は必要無かった。1月31日が締め切りだったにも関わらず、迷いに迷ったあげく応募を決めたのが締め切り一週間前。寝ずに書類を整えEMSで書類を送付したのが1月27日で、その時点でレポートは間に合わず、30日にメールで送付した。ポートフォリオは現物が良いのかと思い込んで一生懸命作って送付したが、応募要項をよく読むと「Digital portfolio」と書いているのに気づき、あわててPDFに作り直した。ちょうどこの頃KABKではOpen Dayが開催され、その時に直接持ち込んでも良いとされていたが行くことはできなかった。そして、応募したあとしばらく何も連絡がない日が続く。
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6月 19th, 2010
ようやく一通りの書類が揃って来た。外務省に出向いてアポスティーユの申請を済ませ、ほとんど日本で取得すべき書類は終わるはず。あとはハーグに渡って現地での住民登録や滞在許可の申請などを行うことになる。あれこれ調べ、時差を考慮しながら学校に問い合わせたり、大量の書類を読み込んだりを、仕事と並行しつつするのは神経が減るし、いろいろ考えないといけないことが多すぎて、もう行けないんじゃないかと思うくらいのときもあったが、全て取り越し苦労。終わってみたらそれほど大したことは無かった。日本国籍は他国に比べてハードルは低く、ビザも必要ないし、滞在許可も現地へ行ってから申請すればよく適応検査などの必要も無く、まだ簡単な方なのかもしれない。家人とともに渡航を予定していたが留学生へのパートナービザは難しいらしくこの点だけが残念だ。
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6月 5th, 2010
パスポートの更新を手始めに、渡航に必要な諸々の書類の申請をはじめる。学校からは何も案内もなく、ホームページを見よということだろう。現地滞在の複雑な仕組みを理解しつつ何が必要なのかを調べて行く。駐日オランダ大使館にはじまり、オランダの移民局や海外留学生向けのサイトなど、全て英語のページを辞書を調べつつ読んで行く。時には40ページ以上もあるPDFをいくつもプリントしてどれに該当するのか細かい項目を読み解いて行く。条件や用意する書類の多さなどを見ると、旅行するのとは違って、国境を越えて滞在するということのハードルの高さを感じている。
ちなみに駐日オランダ大使館をはじめオランダ政府の制定書体となっているのはKABK Typemediaコース教授、Peter Verheul氏のRijksoverheidという書体です。
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5月 29th, 2010
メーリングリストで回っていた物件を逃してしまい、さてどうしたものかと思っていたら、Typemediaコースの教授であるPaul van der Laan氏からメールがあり物件を紹介してくださった。Laan氏はAudiのコーポレートフォントなどをデザインしたタイプデザイナーで、数年前に知人のデザイナーを経由して日本語フォントのことで問い合わせを受けたことがあった。その時のことを憶えて下さっていて、合格者名簿に名前を見つけ、メールを送ってくれたとのことでとてもうれしかった。
自力で物件を探していたが、なかなかハーグの事情も分からず、いくつかの不動産サイトにメールを出してみたがどこからも返事が無い。現地に住む人から情報を得ると、探していた地域は治安や風紀の悪いところもあるようで日本からそういう場所は掴みにくい。Laan先生に紹介してもらった物件は期間が4ヶ月だけという条件のものだが進めてみることにした。4ヶ月だけでもそこを足がかりに探してみるのも良いかもしれない。
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5月 22nd, 2010
オランダ滞在で一番気になるのが住まいのこと。正式な入学許可を得る前に、現在Typemediaに通う学生から今回の合格者に向けて部屋の移譲の案内がメーリングリストになって配布された。学校は住まいの斡旋はしていないらしく、独自で手配しなければならない。だから、次の学年の生徒に受け継いで行くのが慣習になっているのだろう。いくつか良さそうなものがあったが、相場や設備で迷っていたら、他の人が交渉に入ってしまったようだ。早く決断すべきだったが、後の祭り。迷いは禁物、早く交渉すべきだった。また住まい探しは振り出しに。
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5月 16th, 2010
一旦実家に戻り必要書類を揃えて両親に報告をし、大阪のデザイン仲間やクライアントまわりをして挨拶をする。皆さん喜んで下さったが、毎年お世話になっていながら一年間日本を離れるのは本当に申し訳ない。一年といえども仕事を中断して行くということは大変なことだ。
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5月 8th, 2010
海外留学する前に、慌てて駅前に留学する。クラスのレベルをチェックするために30分くらいの面接を受ける。急に通い出す事情を説明するのに同じ事を何回も話してしまった。すぐに言いたい事が出て来ない。短期集中のコースを取った。
Typemediaでは世界から生徒が集まるので、主に英語で授業が行われるそうだ。オランダの母国語はオランダ語だが街中でも英語がかなり通じるらしい。応募書類は全て英語で作成したが、試験も面接も無かったので会話力が低かったらガッカリされるに違いない。できるだけの事をしておきたい。
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