パッケージに使われる手書き文字。

前の投稿でカリグラフィーとパッケージデザインの関わりを模索していると書いたが、全く行われていないのではなく、既にたくさんのデザインは出ている。カリグラフィーというよりも、少し範囲を広げて手書き風の文字と言った方が良いかもしれないが、ここ最近、そういった文字の扱い方が目立つようになって来た。これだけたくさんフォントがあっても、イメージに近いフォントを探すよりも作ってしまった方が早いかもしれない。

ある種のユルさを演出することで親しみやすさを狙いたい時は、例えばメモ書きのように書いて、遊びを感じさせることもできるし、逆に勢いのある力強いストロークで、キレとインパクトがある表情を演出することもできる。フォントでもできないわけではないが、同じキャラクタが繰り返してしまうフォントをそのまま使うと、ロゴとしては単調な表情になってしまいかねない。うまく使い分けることで、奥行きのあるデザインを生み出すことができるように思う。



最近集めていたものからピックアップしたパッケージデザイン。割と飲料系によく見られる手書き風の文字。中にはカリグラフィーのように見えて実はフォントなものもあるし、文字のデザインとしてはどうなのかと思ってしまうものもあるが、商品ロゴとしてでなくフレーバー表示やグレード表示にワンポイントで使って、少しリッチなイメージを演出したり、シズル感を強調したりすることに貢献していると思う。

カリグラフィックな文字をロゴに使いたくても、誰に頼めば良いのか分からないということもよく聞く。最近はカリグラフィックなロゴのリクエストも多い。実は潜在的な要望は高いのではないかと思う。先日のレターアーツ展などを見ると、あれだけたくさんのカリグラファーがいるのだから、何かうまく接点を持つことができないだろうかと考えてしまう。アートとデザインの折り合いをどのようにつけるかとか現実問題はいろいろとありますが、文字の活躍できる舞台が少しでも広がれば良いなと思っております。

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